【恋愛素人】セフレのはじまり 1
ぱんだくん「俺はすごく束縛をしてしまう。だから、君を俺の鳥籠の中に閉じ込めたくない。君は自由でいて欲しいんだ。」
わたし「私はぱんだくんの事が好きだから束縛されても構わないよ。なんでそんなこと言うん?」
ぱんだくん「君がよくても俺が嫌なんだ。だから付き合えない。」
わたし「付き合えなくてもいいから、そばにいさせてよ。」
大学2年生の5月某日 天気は晴れ
壁の塗装が所々剥げている煉瓦色の部室棟2階の部室へ続く廊下、わたしとぱんだくんの距離と表情。今でも鮮明に覚えている会話だ。
ぱんだくんと出会い堕落しはじめた話を少しだけ書こうと思う。
ぱんだくんとセフレ関係にならなかったんだけど、今思えば彼はメンヘラメーカーに分類される男だ。
わたしとぱんだくんは学部は違ったけど同じサークルに所属していた。黒縁メガネがよく似合う宮川大輔似の変態AB型男。
わたしと彼はお互いに好意を抱いていたが、彼はわたしを拒んだ。
「付き合ってください。よろしくお願いします。」という段階を抜かして先にセックスしたから?
「好きだからセックスする=彼氏彼女」と思っていた20歳のわたしは付き合えないという言葉を受け入れられなくて彼を拒絶した。
メールアドレス、電話番号、LINEアカウント、彼に繋がるもの全てを削除して、会いたくないから部室にも行かなくなった。
今日はここまで。
ねむい...