世界はいつだって夜だ

食べ物だったり、思ったことだったり

肋骨から伝わる心臓の鼓動

人の首を初めて絞めた。

首を絞めてごめんなさい。

もうやらない。やってと言われたってやらない

 


頸動脈を一気に絞める、首のあったかい感触、彼が苦しむ顔、何の躊躇いもなく好きな人の首に手をかけた私の無の感情。

楽しい記憶、悲しい記憶など、どの記憶カテゴリーにも属さない記憶だから処理できなくて心がゾワゾワする。